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子どもが健やかに育つ権利@ハーグ条約のこと
ベネズエラに在住していたころ、出国手続き にかなりのエネルギーを要しました。→ コロンビアの和平合意の話@ノーベル平和賞

麻薬の持ち出しを取り締まる必要があったため、荷物検査が厳格だったのですが、加えてもう一つ詰問される事項がありました。

15歳以下の子どもを連れて出国する場合、両親が揃っていないと 子どもの連れ去り を疑われたのです。

ベネズエラは、ハーグ条約 の締結国でした。→ 外務省ホームページ・ハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)

当時、日本はこの条約を締結していなかったのですが、離婚の際など、一方の親の同意なく子どもを元の居住国から連れ去ってしまうことが問題となっていたため、両親が揃っていない出国は厳しく審査されたのです。

また、日本では考えられないことですが、子どもたちが学校から修学旅行やキャンプに行く際、ベネズエラ国内であっても、公的機関作成の両親の同意書が必要でした。

そこで、日本人学校の修学旅行の際にも、「先生方が私たちの子どもを連れて旅行することを許可します」との書類を、指定の機関で作成し、子どもに持たせました。

国が家族の問題に介入することに違和感はありましたが、子どもが健やかに育つ権利を守る ための取り組みであると納得して対処していました。

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その後、2014年に日本もハーグ条約を締結しました。

両親の離婚後も、親子の面会交流の機会を確保 するなど、子どもにとっての利益を国が支援することを定めています。

面会交流によって、養育費が支払われるようになるのであれば、子どもの貧困を解決していく一助にもなります。

条例に合わせた法整備の一環として 親子断絶防止法案 が現在開会中の臨時国会へ提出される見込みとの報道がありました。

子ども支援の一方で、シェルターに避難する親子もいて、家族の問題はさまざまなケースがあり、個別支援が必要になる場合もあります。

今後の法整備にあたっては、さまざまな角度から議論をし、子どもが健やかに育つ権利 をどのように保障していくか、また、どうすれば確実に実行されるか(養育費の支払いなど) を考えていく必要があると思います。

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